「Web地学ライブラリ」開発プロジェクトで行っているツール開発ですが、QGIS3.0以上に対応したツールを近日中にリリースいたします。
最新の技術動向やこれまでの実証実験の結果を踏まえ、以下のような構成・機能のツールとなっています。
「Web地学ライブラリ」プログラムのWordpressプラグイン化
「Web地学ライブラリ」プログラムは、PHPおよびMySQLが稼働するWebサーバー上で動作するプログラムですが、汎用的にデザインや用途を変えられるようにWordpressプラグイン化しました。
これにより、自分のサイトに地学ライブラリ地図への導入が容易になり、用途に応じたカスタマイズがWordpress上で行えるようになります。
「「QGIS地学ライブラリ作成ツール」プラグインの機能追加
QGIS3.0以降のバージョンに対応するとともに、以下の機能を追加・修正しました。
- 作成するレイヤーをGeoPackageにしました。
- シナリオマップのリンクコンテンツに、HTMLファイル以外にPDFファイルを指定できるようになりました。
- 主題図として作成できるレイヤーに、「地質図」以外に「ハザードマップ」を追加しました。
- レイヤーの編集時に、連続して地物属性の編集が行えるように「属性編集ツール」をウィジット化しました。
- 地質図作成ツールの「走向線描画ツール」で、地層面の走向・傾斜を指定する以外に3地点の地層境界地点の高度から走向線を描画する機能を追加しました。
- エクスポート機能は、上記Wordpressプラグイン用のファイルを生成するようにしました。